番外編

スポーツの秋、RUN伴の秋

元町グループホームより番外編をお届けします。

程よく冷えた風が心地いい運動にはもってこいのこの季節。

『認知症になっても暮らしやすいまちを目指して』

これをスローガンに『RUN伴(らんとも)2017in東三河』が開催されました。

スタートは豊橋元町病院から。

栄えある第一走者です。

元町グループホームは今回で3回目の参加。

年々参加者も増え、出発式には多くの方にお越しいただきました。

みなさんの声援に見送られ、元町グループホーム一行はスタート。

認知症のテーマカラーのオレンジのTシャツに身を包んだご利用者様。

近隣の方、たまたますれ違った学生さん、応援に来てくれた小学生の親子…

様々な方に願いを込めた『願い星』やチラシをお配りしながらの大行進。

沿道では大清水商店街のみなさんの温かい応援をいただきました。

約1kmの距離を30分かけて歩き、無事ゴールに到着。

次のチームに「タスキ」と「願い」をバトンタッチ。

その後も「タスキ」は繋がり、豊橋市街などを通って最終ゴールに到着。

また、同時に進行していた新城市から豊川市などを通っての北ルートの皆さんもゴール。

『認知症になっても暮らしやすいまちを目指して』

この合言葉で東三河が一つになった一日でした。

ラン伴について興味がある方は、ラン伴公式ホームページ(http://runtomo.org/)もご覧ください。

東三河の頂点をかけた戦い

元町グループホームより特別号をお届けします。

いきなりですが質問です。

老若男女、誰もが楽しめて熱くなれるスポーツってなんでしょうか?

いろいろあると思いますが、その一つは『輪投げ』です。

先日、東三河の認知症グループホームが一堂に会する輪投げ大会が行われました。

29事業所、約160名が参加する大きな大会です。

今回で5回目を迎えるこの大会。

実は第1回と前回(第4回)の優勝チームが元町グループホームです。

という事でディフェンディングチャンピオンとして臨みました。

ご利用者様は真剣そのもの。

東三河の頂点をかけた熱い戦いが繰り広げられました。

そして結果は…。

 

残念ながら全敗。

しかしながら、他のグループホームのご利用者様や職員さんとふれ合い、楽しい一日でした。

また、選手宣誓の大役を務めた当グループホームのご利用者様は特別賞をいただきました。

また来年も参加して、輪投げで『輪』を広げていきたいですね。

僕らの仕事

先日、事務所近くの某銀行に行った際、行員さんに

「認知症の方ですか??」

と話しかけられました。

 

「ん??」と思いつつ、行員さんの目線が自分のネームホルダーにある事に気付きちょっと納得。
『オレンジリング』を見て話しかけてくれてました。
『オレンジリング』とは認知症サポーターの証みたいなもので、簡単な講義を受講する事でもらえます。

 

少し話をきくと、行員さんも同じ『オレンジリング』を持っているそうです。
でも、この『オレンジリング』を身につけて、
認知症ケアを知っている人だと思われてケアを頼まれちゃったらどうしよう・・・
そんな気持ちがあって身につけることが出来なかったとのこと。

ちょっとその気持ちわかるかも。
僕は逆にそんな簡単な講義を受けるだけで認知症を理解したなんて思う事に抵抗があって
『オレンジリング』の活動に非協力的だったので。

でも今は結構この活動を前向きに応援しています。
認知症という病気の症状や対応を詳しく理解してケアが出来なくても、
認知症という病気をなんとなく知っている、気にかけてます。
そんな意思表示だけでも繋がる事が大切なんだろうなと思うようになりました。

 

今、元町グループホームを中心にいろんな認知症をサポートする取り組みに参加しています。
「認知症になってしまったから・・・」とネガティブに考えていくのではなく、
「認知症になっても・・・」とポジティブな言葉が続くためには少しずつでもいいから、
地域の方々が「認知症になっても・・・」と理解し、受け入れてくれることが大切なんだと思います。

地域の企業さんや商店街、学校や地元の青年団の皆さんなど
その地域で生活する多くの方が認知症に興味を持ってくれたらなぁと思っています。

この『オレンジリング』を持つ方は現在8,829,946名(平成29年3月末日現在)います。
興味のある方はぜひぜひ相談ください。

あと最後に「認知症の方ですか??」ではなく
「認知症サポーターの方ですか??」と言ってもらえると嬉しいなと思いましたが、
僕の個人的な感情の話なので、そっとしておいてください。

 

とても自然に始まったその出来事

先日、滝町デイケアの一角で打ち合わせをさせてもらっていた際
少し離れたところで、デイケアスタッフ同士の打ち合わせが始まりました。

 

スタッフ同士の打ち合わせがある事は珍しくも何ともないんですが、
ちょっとだけ気になったのはスタッフの一人が見たことのない方だったから。

 

打ち合わせをしていた事務長に

「あの方、新人さん?」と尋ねると

「3月に入社した方です」と回答

 

ちょっとビックリしました。

 

打ち合わせだと思っていた内容は、新人さんの『教育指導』で
マニュアルに沿って目標・疑問・課題を確認しているとのことでした。

もちろん施設が『教育指導』をとても大切だと考え試行錯誤を重ねていることは知っています。

ビックリしたのはその指導があまりにも自然に始まった事。

 

互いに席について

おもむろに話が始まる

受ける側からの話に指導側はしっかり頷き

指導側の話に受ける側もしっかり頷く

 

きっと入社時からコミュニュケーションを重ね、指導の機会を重ね、互いに板についてきているんだなと
とてもいい雰囲気に嬉しくなりました。

 

良い指導の連鎖がつながり、利用者様のもとまで届きますように。

嬉しさ本番 感慨深し

1ヶ月くらい前のこと、本部長から

「デイケアを表彰することを決めたから」

「!!!!!!!!!」

どっかの漫画のように「!」が浮かびました。

単純に嬉しかった。

 

デイケアに関わりを持つようになって2年

いろんな取り組みをして、紆余曲折があって、

兆しはあっても結果がついてこなかったり、

自信がなくなってみたり、

きっと大丈夫って言い聞かせてみたりと

平気な顔をして胃の痛い思いで過ごした2年

 

取り組みが内部に伝わって

外部に伝わって、結果になって返ってきての

本部長からの一言だったので相当感慨深い

 

そして本日がその表彰式の本番

各施設の代表が理事長から賞状を頂きます。

何が嬉しさを倍増させたって、法人内に5施設あるデイケアが全て表彰を受けれた事

 

日々のスタッフの頑張りに感謝

取り組みをしっかり見てくれてた法人に感謝

何より毎日笑顔で通ってくれる利用者様に感謝

 

本日から始まった新年度はこれ以上ない嬉しい幕開けとなりました。

さぁ今期も張り切って、また皆でこの場所に声かけられましょう!!