園芸

ほらっ、芋なっとるぞ~

たわわに実ってきたミニトマト。

でも…赤くなる兆候が全くなく、利用者様も職員も心配し始めた7月中旬。

「熟しても赤くならない緑色のミニトマトもあるらしい」という情報を得て、”トマトは赤い”という認識しかなかった職員がためしにかじりついてみたこともありました。

結局その実は青臭くて食べられず、やっぱり赤くなるんだろうと確信したのは7月下旬にさしかかったある日のこと。

そして、ついに、実に赤みが差してきました!

やっとトマトらしくなってきて、ほっとひと安心。

もうすぐ収穫できるでしょうか?!

 

一方、こちらは…

利用者様が葉っぱをかき分け、さつま芋の生育具合を確認してくださいました。

葉をかき分ける手さばきの良いこと!!

写真の二人は(真ん中は職員です)お互い若い頃から農業に従事してこられ、たまたま畑の話になり意気投合されてのお友達です。

苦労してきた事や収穫の喜び等、全てを共感し合える間柄です。

畑で農作物を作られていた頃の話しをされるお二人の目はキラキラしています。

お話をされる声のトーンは、確実に上がって聞こえます。

「ほらっ、芋なっとるぞ~!!」

どうやら順調にお芋ができているようです。

さつま芋はこちらのお二人にお任せです。

新人さんが仲間入り

活きのいい新人が入りました!

10人以上…いや10匹以上の新人さんが、恵田んぼにやってきました。

こちらの写真の男性利用者様が、新人さん達を紹介してくださったMさんです。

「みんな仲良く、大きくなれよ~」と成長への願いを込めて、いざ放流!?

まるまると太っていて、さぞ大きなカエルになると予想されるおたまじゃくし達。

足が生えてきて、じきにジャンプできるようになるであろうものも混じっています。

そして水の中ではおとなしいけれど、いずれ空に元気に羽ばたいていくヤゴ。

タニシとメダカも加わって、更ににぎやかになりそうです!

稲の生育に加えて、新しい仲間たちの成長という楽しみが増えました!

絶賛“生育中”

稲が順調に育つよう願いを込めて、毎日「恵田んぼ」に水を足すことで水がきれいな状態を保っています。

農家の田んぼのように水路がないので、水を注ぎ足せば、発砲スチロールに空けた穴から余分な水が抜けていく仕組みです。

育て始めるとやっぱり成長が気になります。

「あれ、昨日より伸びたかな!?」「確かに伸びてる!」という声が聞こえてきます。

恵田米、すくすく成長しております!

ある利用者様のお話では、もう暫くしたら恵田んぼの水を抜くそうです。

「水を抜いたら今よりぐんぐん伸びるよ。」とのこと。

恵田米の成長を想像するとワクワクが止まらない今日この頃です。

寄ってらっしゃい、見てらっしゃい!

土さえあれば何でもできる!

農作業なんてお手の物、という有志の利用者様方が集まってくださいました。

その名も「滝町デイケア農業同好会」

職員がプランター・土・肥料・野菜の苗を皆さんの前に用意すれば…

あとは利用者様が鮮やかな手さばきでがあっという間に畑にしてくださいました。

土いじりの経験がほとんどない若い職員ばかりなので、利用者様が”農業の先生”です。

プランターに入れる土や肥料の量、苗を植える深さ、水やりのタイミングなど手取り足取り教えてくださいました。

女性利用者様のクワを持つ手が頼もしく見えます。

そして、白いねじり鉢巻きを頭に巻いた男性利用者様が、我が農業同好会の総監督です。

「畑のことならHさんに聞けば分かる」と、他の利用者様からも一目置かれている存在です。

がんばり屋さんなので、たまに椅子に座って休憩をとって頂き、その間は職員が指示をあおぎます。

H様の指示は的確ですが、専門的な言葉や知識には職員はついていけません。

そんな時は、分かりやすく説明してくださいました。

こうして、滝町デイケアの東側に野菜畑が完成しつつあります。

今回の作業に参加された利用者様も、そうでない利用者様も職員も、みんなで今後の苗の成長を見守っていきます。