三田ログ

涼しくなるには・・・

現代ではクーラーや扇風機を使い涼しくするのが一般的ですが、

それらが無かった時代はどのような工夫をし、涼んでいたでしょうか??

まずは完成品。

そうです、うちわですね。

三田デイケアで手のリハビリ、頭の体操もかねてうちわを作りました。

1.はじめに紙選びから・・・

2.こんな骨組みに紙を貼り・・・

3.花を選び好きな場所に置いていく

4.薄い紙を貼り完成です。

こんなオリジナリティ溢れるうちわが出来ました。

このうちわで暑い夏を乗り切るぞ。

かわいい魚が来てくれました

 

こんなにかわいい魚が三田デイケアに来てくれました!

利用者様手作りの『木の魚』

スタッフ、他利用者様からも大人気。

魚釣りが出来る様に目玉をネジにしてくれてあり、マグネットの付いた竿も手作り。

なんと全部で500匹ほど作られ、そのうち150匹をデイケアに貸して下さいました。

今度のレクリエーションで皆さんとかわいい魚釣りに挑戦です。

大きくなぁれ

 

「何の花?」

「かぶが大きくなったねー」

「これ知ってるよ」

「娘の家に咲いてたのと一緒だわ」

 

三田デイケアに出入りする玄関口で、利用者様との話の種にもなっているラベンダー。

昨年植えて、1年で大きく育ってたくさんの花を咲かせてくれました。

 

 

 

そして

 

冬には枯れてしまったかと思っていたシバザクラも色鮮やかに育ち、利用者様と私たちを癒してくれています。

 

 

 

そんな中

 

この春入職した新人さんが朝の体操に挑戦!!

 

 

みんなみんな大きく育ちますように。

 

光と影

 

三田デイケアご利用者様のおひとりに、絵を描く仕事をしていた方が見えます。

複数の持病の上に脳梗塞で半身麻痺が残り、半側空間無視があります。

 

 

利用開始当初、絵に心得があるのなら…と職員はぬり絵を勧めてみました。

力ない薄い色。半分ぬりかけで止めてしまう日々が続きました。

 

半側空間無視で左側の認識が出来ない為にいつも半分ぬりかけなのか?

気力が長く続かず半分で尽きてしまうのか?

 

職員は左への意識を高めようと、半分で終わるぬり絵の続きを勧めましたが

「これでいいんだよ」と。

 

リハビリを続け、少し力が付いてきた頃、ぬり絵の色が濃くなってきました。

 

 

あれ、この絵。

光があたっているみたいだね。

 

職員の一人がようやく気が付きました。

 

 

「そうだよ。濃淡で光があたってるところを出しているんだよ」

 

 

 

私たちはたびたび、自分の知識や経験でしか物を見ることが出来なくなります。

 

自分のポリシーを貫き、寡黙にぬり絵を続けた利用者様に学び反省しました。

 

 

 

 

今ではこの方の作品の展示を楽しみに入所棟から観に来られるファンもみえます。

最新の作品には何やら独自の文字らしきものが…

 

“ひげ文字”だそうです。

「鐘馗(ショウキ)さんに合わせて書いたんだよ」

 

 

まだまだ学ぶことは多そうです。