お手洗いに向かわれる、お二人の女性利用者様。
デイケアでは自分の力で車椅子をこいで移動して頂いております。
ご自宅の慣れた距離感とは違って、デイルームのお席からお手洗いまでは
遥かな距離があります!「遠いなぁ」と思っていらっしゃる方も、きっと
いるはず…。
でも、デイケアでは”お手洗いまで移動する”のもリハビリと考えます。
“自分の力で動く”ということは”筋力を使う”ということ。
『ちりも積もれば山となる』のことわざ通り、デイケアでの動作一つ一つが
“今持ち合わせている筋力を維持する”ことにつながります。
筋肉は使わなければすぐに衰えてしまうものです。そして、悲しいかな、
一度落ちた筋肉をつけるのは容易なことではありません。
写真のお二人様のすごいところは…ご自分で車椅子をこぐようになられたのが
ここ1ヶ月~2ヶ月の間で、実に最近のことなんです。それまでは職員が車椅子を
押して移動されていました。お二人ともデイでのリハビリを頑張られ、体と心(意欲)
の状態が整ったと判断させて頂き、車椅子を自力でこいで頂いている次第です。
これは…お二人の『努力の賜物』なんです。