ご家族様
内容がと
豊橋元町病院
元町デイケアセンター御中
突然のお便りをお許しください。
デイケアを利用させていただいていたAの娘です。
49日法要が無事に終わりましたのでお礼をさせてください。
父は平成28年9月12日16時10分に天に還りました。
すごく穏やかな眠りでした。
最後は苦しむことなく一番頼れる母の元で意識を無くしました。
母から連絡を受け、急いで病院に向かい父を見た時には意識はありませんでした。
医師からの説明によると「食事中に誤嚥をされたようでお母様が必死に応急処置をしてくれましたが50分ほど心臓が止まっていました。もし意識を取り戻しても脳死は確定です。」と…
「これ以上の蘇生処置はお父様には負担が大きすぎます」と…
ただただ意識のない父に話しかけるばかりでした。
「あと1時間くらいでしょうかね…」と医師に言われ、家族を集めました。
家族みんなが集まるまで 父は頑張りました。
「あと1時間くらい」と言われてから2時間ほど頑張りました。
医師が「今、心臓が動いているような反応していますが、心臓から出るわずかな電気を拾っているだけで動いてはいません。瞳孔も開いたままです。どうしますか?」と
「眠らせてください」
そう答えるしかなく、あまりに突然の別れでした。
父はデイケアで平行棒を使い歩けるようになりたかったそうです。
「自力で歩きたい」父はそう思っていました。
デイケアからの報告で「平行棒を頑張っていました」とコメントをいただき、父が前向きに生きていこうとしていることが分かり、とても嬉しく思っていました。
最近ではドライブに連れて行き、車から降ろす時、乗せる時にしっかりと足に力を入れていました。
近日中に父が頑張っている姿を見に行こうと考えていた矢先の出来事でした。
父はデイケアに行くことが楽しかったそうです。
「今日は何してきたの?」と聞くと、笑顔で一生懸命言葉にならない言葉で話してくれました。
先日の父の誕生日に頂いた色紙を嬉しそうに眺めていました。
最近はデイケアに行っても寝ていることが多かったそうで、父に聞くと「疲れた」と
体力の限界でした。
デイケアにお世話になりだした頃は50kg台だった父の体重が33kgまで落ちていました。
透析による食事制限・水分制限が父の体力を奪いました。
しかし透析は父には必要な治療でした。
でも最後の血液検査で初めて合格点をもらいました。
いつもは「リンが高い」「カリウムが高い」など指導を受けて、母は必死に食事調整をしてくれていました。
最後にいただいた血液検査は何も指摘がありませんでした。
これも父が巻き起こした嬉しいハプニングでした。
あまりに嬉しく棺に検査結果を入れました。
スタッフの皆様から頂いた父の誕生日の色紙は父が持っていきました。
デイケアの連絡帳も父に持たせました。
父はデイケアに行くことがとても楽しみだったそうです。
スタッフの皆様にお逢いできることが父の楽しみでした。
スタッフの皆様のお力添えで父は楽しい時間を過ごすことができました。
元町デイケアに父をお願いして間違いありませんでした。
本当に長い間お世話になりました。
父へたくさんの愛情を ありがとうございました。
父をたくさん支えてくださり ありがとうございました。
父を笑顔にしていただき ありがとうございました。
故 A
娘 M
これから
ご本人様
Aさん