こんにちは、滝町デイケアです。
リハビリから活動の報告です。
2026年3月18日(水)に第31回リハビリ教室を開催しました。
今回のリハビリ教室は言語聴覚士が担当し、「誤嚥性肺炎とその予防」についてお話しさせていただきました。
お話に入る前に「言語聴覚士」についてどれくらいの方がご存じか伺ってみました。
結果は…、1名。
言語のリハビリを受けている方もいらっしゃるはずですが、どうしてでしょう・・・?
あまり有名な職種ではないので、普段言語聴覚士がどんなリハビリを提供させていただいているのか、簡単に説明させていただきました。
言語聴覚士は脳梗塞などの病気により話すことが難しくなったり、食べることが難しくなった方に対してのリハビリを実施させていただいています。
近年では病気だけでなく加齢による機能低下のため、飲み込みの機能(嚥下機能)が低下するオーラルフレイルが問題となってきています。
知らぬ間に口の機能が低下し、誤嚥性肺炎を引き起こす前に「誤嚥性肺炎とその予防」について詳しく知っていただこうと思います。

誤嚥性肺炎とは、食べ物や唾液などが食道ではなく気道に入ってしまい、肺に雑菌が侵入して炎症が生じる病気のことです。
食べ物や唾液などは本来食道を通って胃に運ばれますが、誤って気管に入ったとき反射的にむせて排出する機能が人間には備わっています。
しかし加齢などによってこの機能が鈍ってしまうとうまく排出できずに炎症を起こすことがあります。
このように食べ物や唾液などが気管に入ることを誤嚥といい、その結果生じる肺炎が誤嚥性肺炎です。
今回はその誤嚥性肺炎を予防する行動と体操、口腔ケアについてお伝えしました。
対策1、飲み込む力を鍛える
ということで嚥下体操を実施しました。

皆さん真剣に聞いて…いるわけではありません。
真剣に首の体操をしてくださっています。

にらめっこ、ではなく口や舌の体操を実施してくださっています。
ふざけていません、まじめな体操です。

飲み込みに使う筋肉を鍛える嚥下オデコ体操。
頭を抱えているわけではありませんよ。何回も言いますが皆さん真剣です。

体操の最後にご自身ののどぼとけの位置を探して頂きました。
実は年齢を重ねるとのどぼとけの位置は下がっていきます。
皆さんののどぼとけの位置、初老に片足を突っ込んでいる私と比べていかがでしたか。
体操はここまで。
対策2、よく噛んでゆっくり食べる
なかなかできないよと皆さんおっしゃいますが。
そこは長生きのためお願いします。
対策3、食後すぐに横にならない
こちら、一番ブーイングでした。
食後は眠たくなって横になりたくなりますが、胃の中のものが逆流してくる可能性があるのでできれば30分ほど座っていていただきたいです。
対策4、ながら食事をしない
一番のながら食事はテレビを見ながらです。
デイケアでは集中してお食事を召し上がっていただけるよう、食事中のテレビは消させていただいています。
対策5、口の中を清潔に
口腔内の細菌をできるだけ減らすために歯ブラシや入れ歯の方は義歯ブラシで丁寧に磨き、口腔内を清潔に保ちましょう。
今回、難しいお話が多くなってしまいましたが、メモを取りながら熱心に聞いてくださる方もいらっしゃいました。
食事を摂れなくなるとエネルギーが不足し動かなくなります。動かなくなることで筋力が低下しさらに動けなくなっていきます。
今回お話しした誤嚥性肺炎の防止法を頭に入れて生活していただき、できるだけ健口に生活していきましょう。
お食事が摂りにくくなったと感じたらいつでもご相談ください。
次回のリハビリ教室は2026年4月25日(土)理学療法士が担当させていただきます。