作業療法について
- 作業療法
- 作業療法士(OT)が脳梗塞や骨折の後遺症、また加齢に伴う体力低下、認知機能の低下のある方に対し、日常生活を支障なく過ごせるよう訓練を行い、心身機能の維持、向上を目指します。
日常の生活の中で、このような症状でお困りではありませんか?
症状は、下記のように大きく3つに分けることができます。
1.肩・手の機能
- 手が痺れる
- 手の感覚がにぶい
- 手が震えている
- 物がつまみにくい
- 肩が痛い
- 手指が痛い
- 握る力がなくなってきた
- 重いものが持てない
- 麻痺して手が使いにくい
- 車椅子がうまくこげない
2.日常生活動作
- ボタンがかけにくい
- 靴、靴下、装具が履けない
- フタをあけられない
- 料理が難しい
- 包丁が使いずらい
- 手があがらず髪がとかしにくい
- 食べこぼしが多い
- スプーンや箸が上手く使えない
- 洗濯干しが大変
- 洗濯物がうまくたためない
- トイレに移るのが難しい
- 手洗いが上手く出来ない
- ズボンの上げ下ろしが上手く出来ない
- 洗顔やひげそりや爪切りが、上手く出来ない
3.認知高次脳
- 集中力が落ちた
- 新聞が最後まで読めない
- 物忘れしやすくなった
- 折り紙が折れなくなった
- お茶がくめなくなった
- マヒ側が見えにくい
- 食べ物を半分残してしまう
作業療法士が、それぞれの症状に合わせたリハビリプログラムを行います。
- 上肢機能訓練
- 手を伸ばす、握る、つまむという動作は人が生活する中でとても重要な動きであり、それらが行えなくなると困難なことが多く出てきます。そのような症状の患者様に、輪投げやボールを用いリハビリを行っていきます。
- 日常生活訓練
- 箸の練習だけではなく、使いやすい食器やスプーンなど紹介します。また、衣類の着脱を練習し、少しでもご自分でできる日常動作を増やせるように練習します。
- 認知高次脳訓練
- 視覚や身体の半分に意識がいきにくい、物の使い方が分らない、真似が出来ない、物の形が捉えられないなどの症状に、視覚や注意を促すための訓練や、物の使用方法や手順を細分化して行うなどの訓練を行います。